会長あいさつ

関東艮陵同窓会の更なる活性化に向けて

飯野正光

飯野正光

押田茂實前会長のもとで9年間副会長を務めて参りましたが、2021年から関東艮陵同窓会活動の舵取りを引き継いでおります。
歴史ある本同窓会の活動をさらに発展させるためには、現状を分析し、これからの方向性を見定める必要があると考えます。
今日、多くの同窓会が置かれている状況は、時代の流れを反映して以前とは相当異なるものと思います。例えば、個人情報保護に対する意識が高まっており、同窓会名簿への情報提供をためらう人も増えてきているような状況と聞きます。
また、社会においては多様性が望まれる時代になり、同じ大学を卒業したというだけの仲間意識は以前のようには強くなくなったのかもしれません。
ただ、そうは言っても、やはり多感な青春時代を仙台市星陵町で過ごして医学を修めたという経験を共有している者同士、世代は離れていても、集まって、話をし、話を聞くのは、やはり楽しいことだと思います。特に、そういう仲間が各方面でそれぞれの立場で活躍している様子などを知ることができるのは、頼もしく感じることができますし、励みにもなると思います。
このように、全世代の会員に懇親の場を提供して、会員間の交流を一段と促進することが第一歩と考えております。毎年7月ごろに開催する総会では、艮陵同窓会関係者の特別講演をお願いし、その後の懇親会では、全参加者から一言ずつ話していただき交流を深めていただいています。
これを土台にして、会員間の有形無形の連携が生まれることに期待したいと思います。
微力ながら、先輩諸先生方が築き上げてきた本同窓会の伝統を守りさらに盛り上げていきたいと考えておりますので、ご指導ご鞭撻ご協力を宜しくお願いいたします。