東北大学艮陵同窓会関東連合会総会

関東艮陵同窓会  平成25年度総会 平成25年6月15日(土)

特別講演
「東北大学医学部の現状:特に東日本大震災後の取組みについて」

東北大学医学部長 大内憲明

 初めに、関東艮陵同窓会会員の皆様におかれましては、二年前の3.11東日本大震災からの復旧にあたり、母校への多大なるご配慮・ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今、東北大学では震災からの本格復興に向けて様々なプロジェクトが展開されていますが、その中で、特に医学部・医学系研究科に関連する事項として、1)ゲノム情報による個別化医療を目指した「東北メディカルメガバンク機構」、及び2)地域医療復興支援事業である「総合地域医療研修センター」について説明させていただきます。1)では、バイオバンクとゲノムコホート研究に立脚した次世代医療イノベーションが期待されており、2)では、皆様がお馴染みの艮陵会館が大改装され、昨年から医療技術トレーニング「スキルスラボ」が設置されました。
 一方で、東北地方は以前から医師不足が指摘されていましたが、3.11大震災によってその状況は悪化しています。その対策として、上記2事業とともに、医学部入学定員増など新たな戦略を打っているところです。本講演では、今後の医師偏在の解消に向けた地域医療対策としての医学部入学定員増と、メガバンク機構、研修センターの諸計画を見据えた「地域医療復興センター」の設置等についても最新情報をお伝えします。
 もちろん、「研究第一主義」大学医学部としての最新の研究活動の一端をご紹介いたします。
関東にはS53卒の同級生が多数おられます。皆様とお会いできるのを心より楽しみにしております。
             略歴                    2013年4月
 
氏名 大内 憲明(おおうち のりあき) 
現職  東北大学大学院教授、医学系研究科長・医学部長
   東北大学院医学系研究科外科病態学講座腫瘍外科学分野教授
    東北大学院医学系研究科外科病態学講座先進外科学分野教授(兼務)
    東北大学病院乳腺内分泌外科長・移植再建内視鏡外科長(兼務)
専門領域 腫瘍学、分子生物学、ナノ・バイオ、がん疫学
学歴・職歴
 1978年 東北大学医学部卒業
 1984年 東北大学大学院医学研究科卒業(医学博士)
 1984-1986年 米国国立がん研究所 (NCI, NIH) 研究員(Fellow)
 1999年〜現在  東北大学教授(医学系研究科医科学専攻外科病態学講座腫瘍外科学分野)
2002-2004年 東北大学病院副病院長
2011-2012年 東北大学病院がんセンター長
2012年4月〜    東北大学大学院医学系研究科長・医学部長
主な研究班主催
・ 1995-06年度 厚生省(厚生労働省)がん研究助成金による研究班等の主任研究者を歴任 
・ 2002-08年度 厚生労働科研費・萌芽的先端医療技術推進研究(ナノメディシン分野)主任研究者
・ 2002-06年度 文科省・21世紀COEプログラム「バイオナノテクノロジー基盤未来医工学」事業推進者
・ 2006-12年度 厚労省・第3次対がん総合戦略研究事業・がん対策のための戦略研究 リーダー
・ 2007-11年度 文科省・グローバルCOE「新世紀世界の成長焦点に築くナノ医工学拠点」事業推進担当者
・ 2010-14年度 経産省(NEDO)・がん超早期診断治療機器の総合研究開発「1粒子蛍光ナノイメージングによる超高精度がん組織診断システムの研究開発」主要研究者
現在の主な関係役職
・ 国際委員等:国際がん検診ネットワークICSN日本代表
・ 国内委員等:厚生労働省がん検診の在り方に関する検討会委員長、日本学術振興会科学研究費委員会専門委員、宮城県医師会代議員、日本対がん協会賞・朝日がん大賞選考委員、地方独立行政法人宮城県立病院機構評価委員長、公益法人宮城県対がん協会理事、艮陵同窓会会長、東北医学会会長、他
学会活動
・ 評議員:日本外科学会、日本癌学会、日本乳癌学会(2011年会長)、日本乳癌検診学会、日本内分泌外科学会、がん検診診断学会、日本外科系連合学会、他
・ 理事長:日本乳癌検診学会
・ 理事:日本乳癌検診学会、日本内分泌外科学会、宮城県対がん協会、ナノメディシン協議会、艮陵医学振興会、宮城県医師育成機構、他
主な受賞歴
・ 1985年 東北大学医学部奨学賞(銀賞)
・ 1992年 第3回黒川利雄がん研究基金賞
・ 1993年 第21回三越医学賞
・ 1997年 第8回黒川利雄がん研究基金賞
・ 1998年 東北大学医学部奨学賞(金賞)
・ 2001年 第27回手術手技研究会奨励研究賞
・ 2001年 第1回朝日がん大賞
・ 2006年 日本医師会医学研究助成費賞
・ 2012年 観光庁長官賞

大内 憲明
平成24年関東艮陵同窓会総会
 関東艮陵同窓会(正式には東北大学艮陵同窓会関東連合会)は、平成24年6月16日(土)、市谷アルカデアで開催された。
 総会開催前の午後2時からは、同会場で押田先生のお世話で関東艮陵アカデミアが開催され、新任教授の自治医大埼玉医療センター外科、力山敏樹教授の「消化器外科のトップランナーと地域医療の融合をめざして」と題して最先端の肝胆膵外科の魅力的講演があり、その後首都圏大学の情報交換があり有意義な会となった。
 総会は午後4時30分から始まり、高橋会長挨拶、各部会報告、会計報告女医部会報告があり、引き続いて新役員の選出が行われた。2001から会長を務めた髙橋会長は、本年4月に京都に戻ったので、その後任として、本年4月19日の役員会では現副会長の押田茂實先生が推薦され、総会でも満場一致で押田茂實先生が次期会長に決定した。また、新役員も役員会で推薦した原案通り(役員名簿参照)に決定した。
 午後5時から特別講演として、現・高橋会長による「渡り鳥人生―いつもゼロからの出発」が行われた。東北大学卒業後、米国、京都、秋田、京都、東京とまさに七転び八起き人生、いつもゼロからの出発であったが、与えられた場所で全力を尽くしその場の最高峰である日本外科学会長、日本癌学会長を務めた話や全国初の専門医養成組織・東京医師アカデミーの話に会員一同が多大の興味を示された。
 午後6時から懇親会に移り、歓談の後、例年の如く根本宏先生のお世話でアフターデナーコンサート-べヴェトリーテ・カンタノ― 音大同級生美女6名による素晴らしい歌声に酔いしれた。最後に、恒例の荒城の月を93歳になられた神津先生が美女らと共に力強く歌い、満場の拍手喝采を浴びた。
 最後の締めの挨拶は、今回副会長に選ばれた飯野正光・東京大学教授が行いその中で今回は90歳を越えられた昭和19年卒の飯島、神津、浦本先生らがご出席頂き本当にあり難いことである。それに比べて若い会員の出席が少ないのは残念であり、今回の特別講演や新任教授の話は若い人にこそ聞いて欲しかった。来年からはそのような努力をしたいと述べら会を締めくった。(文責 髙橋俊雄)
平成24年関東艮稜同窓会総会集合写真
平成23年関東艮稜同窓会総会
 平成23年度関東艮陵同窓会総会は、関東艮陵アカデミアに引き続いて市ヶ谷アルカデアにおいて、45名の会員の出席の下に午後4時30分から開催された。会長挨拶に引き続いて、今回の東日本大震災で死亡・行方不明者の艮陵同窓会員10名と関東艮陵同窓会の逝去会員26名に対して黙祷が行われた。
 次いで、今回の大震災で甚大な被害を受けた東北大学医学系研究科震災復興助成金の、関東艮陵同窓会としての募金の状況について岩瀬 光会計担当幹事から説明があった。現時点で90余名から270万円余の募金があり、中には20万円、10万円の募金をされている会員も少なくないこと、現在も募金は続いているとの報告があった。
 続いて、役員会では承認されているが、この個人募金に加えて関東艮陵同窓会の総意として関東艮陵同窓会の繰越金の中から100万円を上乗せして東北大学医学部に送金する件が、本総会で承認頂けるかについて会長から提案があった。そして、本件は満場一致で承認された。
 次に、新田澄郎幹事長、根本宏副幹事長から経過報告として、今後の役員会日程、新任教授として須納瀬 弘先生が順天堂大学耳鼻咽喉科教授に、根東(こんどう)義明先生が日本大学医学部社会医学系医学管理学分野教授に就任されたこと、信田重光先生が瑞宝中綬章、永井一成先生が本部から艮陵同窓会功労賞(神奈川県支部長)を受賞されたことの報告があった。その後、田中佐喜子女医会担当幹事から本年の女医会は震災のため中止になったことの報告があった。次いで、岩瀬光会計幹事から、平成22年度の会計報告があり、会費納入率が極めて悪く(18%)、40万円の赤字決算であることが報告され了承された。他にとくに意見なく午後4時45分総会は終了した。
 午後5時50分から、聖路加国際病院副院長・小児科部長細谷亮太先生の特別講演「トータルケアの概念」に移った。先生は昭和47年東北大卒業後、直ちに聖路加国際病院に赴任された。その理由の一つに、東北大学では研究第一主義のためか、偉い先生が「患者などを診て、研究を疎かにする者がいる」等という発言に抵抗を感じたとのことであった。研究第一主義、実学重視を掲げる東北大学であるが、臨床教室にあっては臨床と教育こそが第一の使命ではないかと考えさせられるご発言であった。
先生は多くの有名な著書や小児がんの子供たちのための医療活動で全国的に大変高名な方であり、この講演でもユーモアを交えながらの含蓄ある講演に、会員一同大きな感銘を受けた。
 引き続いて、全員写真の撮影を行い、午後6時から懇親会に移った。アフターデナー・コンサートは、例年の如く根本宏先生のお世話で、仙台市出身の高橋礼恵(のりえ)さんに、ベートーベンの月光など我々にも馴染み深い曲のピアノ演奏に酔いしれた。勿論、最後は神津先生(92歳)の荒城の月の力強い歌声で閉め括った。その度、岩瀬、田中亮先生の司会で、会員の近況報告があり暫くぶりに出席した会員などと、和やかに旧交を暖めた。 (文責 髙橋俊雄) 
平成23年関東艮稜同窓会総会集合写真
平成22年関東艮稜同窓会総会
平成22年関東艮陵同窓会総会(正式には東北大学艮陵同窓会関東連合会総会)は、平成22年6月19日午後4時30分から、東京・市ヶ谷アルカデアで開催された。今回も前年同様、総会開始前の午後2時から関東艮陵教職員会が同会場別室で開催された(後述)。
総会に先立ち物故会員19名に対し黙祷を捧げた後、髙橋会長から本年は関東艮陵同窓会に6名の新任教授が誕生したこと、東北大学本部艮陵同窓会費が明年度から8,000円に値上げになること、関東艮陵同窓会費は3,000円に据え置く方針であるが会費納入率が約10%と極めて低く、会費納入率アップ対策が必要であることなどの報告があり議事に入った。
新田幹事長、根本副幹事長からこの1年の経過報告、関東艮陵役員会報告、田中女子部会長から昨年度の部会報告がった。岩瀬会計担当幹事からは、本年度は会費納入率が約10%と極めて悪く赤字決算であるとの会計報告があった。
引き続いて、午後5時から特別講演「科学の進歩と真相究明」と題して押田茂実、日本大学法医学教授(本会副会長、東北大S42年卒)から、足利事件における先生のDNA型鑑定で菅家氏が無実となる経緯について極めて興味ある講演があり、会員一同大いに感銘を受けた。
午後6時から懇親会に移り会員の近況報告などがあり、続いて例年のアフターデナー・コンサートは、日本フルハーモニー・ヴァイオリン奏者、仙台市出身の斉藤千種さんの名演奏に一同酔いしれた。最後にアンコールとして、92歳になられた神津康雄前会長の力強い歌声と共に荒城の月が演奏され、会は盛会の内に終了した。(文責 髙橋俊雄)
平成22年関東艮稜同窓会総会集合写真
平成21年関東艮稜同窓会総会
 東北大学艮陵同窓会関東連合会総会(通称関東艮陵会)は、平成21年6月20日(土)、市ヶ谷アルカデアで開催された。今回は、総会開催に先立ち午後2時から押田茂實日大教授のお世話で首都圏大学の教授、准教授など約20名が集まり、第一回関東艮陵教職員会(仮称)が開催された。本会の目的は、母校東北大学を離れ首都圏大学で孤軍奮闘している艮陵会員から出来るだけ多くの教授が輩出するよう情報交換、相互援助、母校東北大学との連携等である。押田教授からこれまでの経過報告があり、引き続き東北大学医学部長山本雅之教授の「東北大学医学部の現状と今後の期待」、東京都病院経営本部高橋俊雄東京医師アカデミー運営委員長の「東北、関西、関東での医学教育、病院改革と東京医師アカデミー」の講演、今後の会の運営などを検討し極めて建設的有意義な会となった。
 午後4時30分から総会が36名の会員出席の下に行われた。物故会員に黙祷の後、今回は関東艮陵同窓会に6名の新任教授が誕生したこと、若手会、女医会の報告、庶務報告、会計報告等がなされ総会はスムーズに終了した。引き続いて、東北大学医学長山本雅之教授の「東北大学医学部の現状と将来展望」と題する特別講演が行われた。本講演は、母校東北大学医学部が世界の研究拠点として発展しつつある姿を披露され、会員に夢と希望を与え、一同大いに感銘した
 続いて懇親会に移り、アフターデナー・コンサートとして、本格派ソプラノ歌手九嶋香奈枝さんのオペラ・オペレッタ・日本歌曲の演奏が行われた。オペレッタでは、会長、90歳になられた飯島俊夫先生が相手役として選ばれ、立派に?その役を果たした。最後に91歳になられた神津康雄前会長が声量豊かに仙台の「荒城の月」をヂュエットで歌ってコンサートは終了した。その後、各人の近況報告などを行い、和気藹々の内に会は終了した。
(文責 会長 高橋俊雄)
平成21年関東艮稜同窓会総会集合写真
平成20年関東艮稜同窓会総会
平成20年関東艮稜同窓会総会は、平成20年9月20日、東京、市が谷私学会館アルカデアで開催され、今回は50名の参加者があった。午後4時30分、会長挨拶についで総会議事に入り、最初に50年ぶりの会則改正について役員会原案についての審議が行われた。改正の主な骨子は、これまで総会は春は東京で、秋は各地で年2回開催されていたが、春の総会はこれまで通り東京で開催し、秋季総会は各支部の要望がある場合は開催することが出来るとした。また、本会の事業として総会の開催の他、名簿の発行、関東艮稜だよりの発行、ホームページの作成、更新、維持を加えた。その外、役員、会長の選出法、任期について新たに定めた。この役員会案は本総会で満場一致で承認された。次に会計報告、各委員会報告がり総会は午後5時終了した。引き続いて、根本宏先生(昭和41年卒)の特別講演「数奇な運命と音楽の神秘」と題して特別講演が行われた。根本先生は、先の第二次大戦の東京大空襲で大腿骨折頚部骨折、天涯孤独の孤児となり、浮浪児、孤児院、質屋の小僧など死線をさまようことを4度経験した。艱難辛苦、忍耐、努力を重ね、小石川高校夜間部に進み、昼はアルバイトをしながら勉学、受験勉強に励み、東北大大学医学部に入学した。この間、クラッシク音楽触れ、この音楽の神秘が彼を勇気づけ、苦難克服のエネルギーの基となった。この間のことは、ノンフィクション作家石村博子が「生きる力抱きしめて」―孤児だった医師・宏の青春―に一冊の単行本となり、教育推薦図書となっている。本特別講演は、会員に多大の感銘を与え大きな拍手が鳴りやまなかった。特別講演の後は、ヴァオリン、ギター、ピアノ3重奏240ヴァイブレーションによるクラッシックから演歌までの我々にも馴染み深い演奏を楽しんだ。
その後、懇親会に移り例年とは異なり若い参加者始める短い近況報告を行い、沢山の会員から近況、最新情報などの報告があり、これまでにない盛り上がりをみせた。(文責 会長 髙橋俊雄)

平成20年度関東艮稜同窓会総会集合写真 根本宏先生の特別講演
平成19年度艮陵同窓会関東連合会秋季総会
 関東艮稜会秋季大会は平成19年10月27日(土)午後5時から、新潟県長岡市ホテルニューオータニにおいて開催された。出席者は15名(新潟支部会員11名)であった。
 午後5時、三間孝雄先生の司会で丸岡 稔新潟支部長の開会の辞挨拶の後、3名の新潟支部物故会員(木村元、植木信夫、千葉芳生 先生)に対する黙祷を捧げ、高橋会長挨拶、新田幹事長の経過報告があった。
ひき続いて、河合継之助記念館館長、稲川明雄先生の「河河合継之助の政治姿勢―改革にみる済世思想―」特別講演が行われた。河河合継之助は、幕末の長岡藩に彗星の如くあらわれ改革を断行し、北越戊辰戦争において悲運の最期を遂げた人物である。彼のとった政治姿勢はその後の長岡の歴史、日本の歴史に影響を与えたと言われている。改革は、金儲けが大切である、人間愛を大切にする、公明正大、信賞必罰、文武奨励、産業振興などである。継之助は陽明学を学び、済世思想を基点に改革を断行した人物である。
 これまで、長岡には、河合継之助、山本五十六、田中角栄など日本を動かした人物を輩出している。
 特別講演終了後、記念撮影を行い、午後6時30分から「ボーカルアンサンブルGEN」有志の美しい歌声で楽しく会を盛り上げて頂き、永井一成先生の乾杯の音頭の後、懇親会に移った。お互い楽しく懇談のうちに午後8時、新潟副支部長鈴木荘司先生の閉会の辞で閉会した。 
                      (文責 髙橋俊雄))

    平成19年 艮陵同窓会関東連合会秋季総会 集合写真
平成19年度艮陵同窓会関東連合会春季総会
平成19年度艮陵同窓会関東連合会春季総会は、平成19年6月16日(土)、午後4時30分から、市ヶ谷私学会館アルカデアで開催された。
 本総会には、一時体調を崩されていた神津前会長も元気な姿で出席された。また、秋季総会を主宰される新潟艮陵会長丸岡稔先生はじめ群馬、茨城からも出席者があったが、若手の出席者が少なく総勢30名であった。
 髙橋会長の挨拶では、関東艮陵会は会員数1628名と東北大学艮陵同窓会の中では、宮城県に次いで最も会員数が多いので、本総会出席者が会員数の2%では少なすぎる。若手にもっと関心をもって頂く必要があるが、その対策として、インターネットの活用、若手にメリットのある会の運営などの提言があった。
 庶務報告として、事務局は髙橋会長が杏雲堂病院から東京都参与に転勤しため根本副幹事経営の大泉中央クリニク(東京都練馬区大泉学園6-27-2)に変更になったこと、本年の秋季総会は新潟県長岡市ホテルニューオータニにおいて平成19年10月27日開催予定であること、100周年記念全学同窓会東京大会が平成19年6月23日(土)に開催されること、女医会が平成19年7月7日(土)FM Jet streamにおいて開催されることなどについて報告があった。
 会計報告として岩瀬会計幹事から会費徴収率は約40%であるが本年も若干の黒字決算であり健全会計であることが報告され、来年度予算案共々承認された。また、本年度は新しい名簿を本部のデータをもとに作成する予定である。
 次に秋季総会の準備状況について、新潟県艮陵会長丸岡稔先生から報告があり、着々と準備が行われているので多数の会員の出席を期待してという報告があった。
 以上で総会を終了し、引き続いて竹内正也先生の特別講演「国際的医療支援・交流の経験-日本の病院界の発展を希望して-」に移った。先生は現在全国公私病院連盟の会長を務められているので、現在の政府の低医療費政策の下での公私病院の抱える諸問題について、まず述べられた。引き続いてカトリック教徒として、世界各地の医療支援・交流の経験についてスライド写真を示しながら、昨年スペインのバルセロナで行われた世界カトリック会議、アフリカ・ザイール訪問、中国北東部との医療交流、フィリッピン訪問などについて約1時間にわたる極めて感銘深いご講演を頂いた。
 写真撮影の後、会場を移動して会食、各人の近況報告に引き続き、アフター・デナー・コンサートに移った。今回は根本宏先生(昭和41年東北大卒、本会副幹事長)とその師匠掃部(かもん)彰子(あきこ)さんによる師弟のヴァイオリン演奏会が行われた。根本先生のヴァイオリン演奏は、練習の甲斐があり中々立派であった。しかし、なんと言ってもアンコールで演奏された荒城の月を、神津康雄前会長(昭和19年卒)がものすごい声量で絶唱され、一同大い盛り上がり最後の良い締めとなった。(文責髙橋俊雄)



竹内正也先生の特別講演 根本宏先生のヴァイオリン演奏
平成18年東北大学艮陵同窓会関東連合会秋季大会(平成18年10月29日)
 平成18年東北大学艮陵同窓会関東連合会秋季大会は、平成18年10月29日(日)、水戸市マラマレー水戸京成ホテルで開催された。
 午前11時から茨城支部総会が行われ、水戸医療センター池田成明院長の開会の辞に引き続き、平成15年7かあら現在までの物故された会員12名に黙祷を捧げ、引き続いて秋季総会会長髙橋慎一郎茨城支部長の挨拶があった。本秋季大会には50名を超える参加者があり、茨城県以外からも東京、山梨、新潟、神奈川などからも参加があり盛会であること、茨城支部主催は平成8年以来10年ぶりであること、第1回の秋季大会は昭和55年茨城支部主催で行ったことなど説明があった。次に茨城支部の庶務報告を植木浜一総務担当幹事、会計報告を対木章会計担当幹事が行った。
 引き続き艮陵同窓会関東連合会役員の挨拶と報告に移った。まず、高橋俊雄会長の挨拶として、本秋季大会の準備に当たられた茨城支部への謝意、艮陵同窓会関東連合会の活動状況、平成18年に関東艮陵同窓会から7名の教授が首都圏に誕生したことなど報告があった。つぎに新田澄郎幹事長から艮陵同窓会関東連合会の会員数は1001名、会費納入率60%、春季大会の報告などがあった。最後に平成19年度秋季大会について新潟支部の相馬芳昭先生から、明年秋には新潟において、本総会を開催するため鋭意準備中であるとのご報告があった。
 一旦休憩の後、特別講演に移った。今回は演者として東北大学病院長、東北大学副学長里見進先生に「東北大学病院のこれから」と題して御講演を頂いた。講演のあらましは、東北大学も独立行政法人化し、財政的には大きな影響を受け経営面では、完全な独立採算性を強いられていること、これまで建設した建物や設備、機材はすべて病院の借金と計上され、その返済が求められていることなど厳しい運営について話された。従って、学長や院長などの組織のトップはこれまでと違い、経営手腕、リーダーシップなどが極めて重要であるとのことであった。  
大学病院の将来像については、財基盤の確立が極めて重要な課題であること、新しい制度に基づいたがん診療連携拠点病院を大学病院としては初めて獲得したこと、高度救急救命センターを宮城県と仙台市と連携して構築し県と市からの予算を獲得したこと、研修医の指導体制を充実したこと、治験センターの充実をはかったこと等について述べられた。そして、新装成った東北大学医学部・病院キャンパスの威容、明るい近代的な病院の内部、以前とがらりと変わった中央廊下などの写真を示され、東北大学医学部・病院の明るい将来と発展を示唆しているようで、会員一同大変心強く感じた。
特別講演終了後は、集合写真(下に示す)を撮影し、イ・ソリステイ・イバラキ室内合奏団の美しい演奏を聴きながら懇親会に入り、午後2時、楽しい中で会は終了した。(文責 高橋俊雄会長)
平成19年 関東艮陵会春季総会 集合写真
平成18年東北大学艮陵同窓会関東連合会春季大会(平成18年6月3日)
 東北大学艮陵同窓関東連合会春季総会は、6月3日(土)六本木1丁目アーク森ビル37階、アークヒルズ・クラブにおいて、午後4時30分から開催された。今回は、出席者60名とこれまでで最も多く、しかも、黒木登志夫岐阜大学長はじめ群馬、山梨、栃木、千葉、埼玉、神奈川など東京以外からもかなりの参加者があった。
 会長挨拶に引き続いて、26名の物故者(別記)に黙祷を行い議事に入った。現在会員数1001名、会費納入率約60%、年2回の「関東艮陵だより」は順調に発行、若手会、女医会の報告、会計報告の承認、今年新たに首都圏の教授になられた方7名(別記)の紹介があった。最後に、今年の秋季総会の会長高橋慎一郎先生(茨城支部長)のご挨拶があり総会を終了した。
 引き続いて、高橋会長による特別講演「教室・病院の創、再建奮戦記」にうつり、急遽椅子をかなり増して満席での講演となった。秋田、京都の大学教室の創設や再建、東京での病院の再建についてユーモアを混えて話は大変好評であった(別記)。
 講演終了後、根本常任幹事にお世話頂いた会員制の37階から眺めの良い部屋に移動し懇親会にうつった。アフターデナー・コンサートは、桐弦楽四重奏団の奏でる名曲に会員一同酔いしれた。
 今回は出席者が多く、全員にスピーチして頂くことは出来なかったが、東京の夜景を楽しみながら大いに話が弾み、盛り上がった会となった。
平成18年 艮陵同窓会関東連合会春季総会 集合写真
アフターディナー・コンサート 桐弦楽四重奏団 ヴァイオリン演奏
平成17年東北大学艮陵同窓会関東連合会秋季大会(平成17年10月16日)
東北大学艮陵同窓会関東連合会秋季総会は、10月16日午前11時から、横浜市の中華街にあるローズホテルで開催された。東京、神奈川、 千葉、茨城、群馬、山梨などから40名の参加があった。今回当番の神奈川県支部長永井一成先生の挨拶の後、高橋艮陵同窓会関東連合会長、 神津前会長挨拶、新田幹事長の経過報告、明年の秋季総会について高橋茨城県支部長からの説明があり総会は終了した。
当番の永井一成神奈川県支部長挨拶 神津前会長挨拶

平成17年 艮陵同窓会関東連合会秋季総会 集合写真
引き続き、聖路加病院元院長、亀田総合病院前メデカルデレクター牧野永城先生の特別講演「診療管理上の試み」が行われた。牧野先生は 1948年(昭和23年9月)東北大学医学部卒業、1949年東北大学桂外科入局、1955年渡米、デトロイトで7年間一般外科、レジデント及び胸部外科 修練後帰国、聖路加病院副院長、外科部長1986年院長就任、1989年定年退職、1993年亀田総合病院メデカルデレクター就任、2001年特命副院長就任、 2003年亀田総合病院退職。現在日本医学協会会長、東北大学経営諮問会議委員などを務めている。 講演の要旨は、先生の医師としてアメリカ在住と聖路加国際病院院長の経験をもとに、従来の日本の医療界の常識からかけ離れた新しい発想で次々 と医療改革を実践していった。メデカルデレクターという職は、欧米では診療管理責任者の職名で普及しているが、日本にはこのような職種はない。 最近、病院をとり巻く情勢は極めて厳しく、類型化と淘汰の時代に入った。伝統的な日本の院長制度はわが国固有のものであり、現代医療が膨大化 した今日、院長が病院機能の全てを管理・運営することは困難である。このような観点から亀田総合病院では病院の経営管理を行う Hospital Administratorと診療管理を行うMedical Director をおくことになった。病院生き残りの鍵は医療の質であるとの認識で、Medical Directorは最初、アメリカ人を招聘したが、日本人医師との間に摩擦があり、牧野先生に白羽の矢が立った。外部から突然管理者が現れて卒後研修 を含む医師業務の統括責任を担当することになったと言うので、最初は医師らから大きな抵抗があったが、2ヶ月ぐらいでその雰囲気は払拭されて いった。そして、医療情報管理室の独立、死亡症例の監査、診療科相互の横の調整、研修医の教育、卒後研修とくに後期研修医制度の確立、混合 病棟の採用、主治医権の設定、診療領域の設定など次々と新しい改革をおこなった。このお陰で、理事長など従来の病院幹部はこれらの仕事から 開放され、病院の管理・運営に専心することが出来るようになった。この中で、病院の最高責任者は常に理事長であり、人事、医事紛争、組合対策 を含め全てを統括する。 以上が牧野先生の講演の要旨であるが、この講演に対して多くの質問があった。この特別講演は医療経営・管理上、これまで日本にはない極めて 先進的内容であり、出席会員に多大の感銘を与えた。とくに、現在病院経営で苦労している者にとっては、眼からうろこが落ちる思いであった。

講演終了後、写真撮影、懇親会に入った。横浜中華街の重慶飯店(ローズホテル)中華料理を堪能した後、アフターランチコンサート として、千国宏文先生の独唱を楽しんだ。千国宏文先生は東北大学を昭和43年卒業、現在戸塚MTクリニク院長を務め専門は産婦人科。学生の頃 から音楽に造詣が深く、学生時代NHK放送合唱団、東北大学男性合唱団に所属していた。曲目は、オーソレミオ、ます、清きアイーダでアンコ ールもあり先生の美声に会員一同が魅了された一時であった。
(文責 高橋俊雄会長)


平成17年東北大学艮陵同窓会関東連合会春季大会(平成17年 6月4日)
 関東艮陵会春季総会は、平成17年 6月4日 東京會舘において開催された。
 参加者は50名、東京在住者が多数を占めたが、他に新潟、山梨、群馬、長野、茨城、神奈川県からも 参加者があった。
高橋俊雄支部長の挨拶の後、庶務報告を新田澄郎幹事長と根本宏常務幹事から、現在会員数は1001名、昨年の栃木県宇都宮市 の秋季大会、役員会、若手会、女医会、三師会、全学同窓会などについての報告があった。また、今回この関東艮陵連合会のホームページが開設 されたので、これをダウンロードして出席会員に披露された。
 次に、本年の秋季総会担当の神奈川の永井一成先生から9月19日(日)横浜市に おいて秋季大会を開催したいとの報告があり了承された。
平成17年 関東艮陵会春季総会 集合写真
高橋会長挨拶 神津前会長挨拶

引き続き、黒木登志夫岐阜大学学長の特別講演が行われた。
特別講演中の
黒木岐阜大学長
 黒木登志夫先生は昭和35年東北大学医学部卒、WHO国際がん研究機構(フランス、リヨン市)、東京大学医科学研究所教授、 日本癌学会会長などを歴任の後、平成13年から岐阜大学学長を務めている。 落下傘学長奮戦録と題して大変興味ある講演が行われた。 その要旨は、先生が岐阜大学学長に選ばれたのは、本人はもとより誰でも驚く 人事であった。先生はこれまで3つの国の5つの研究所で研究に 従事してきたが、大学運営にかかわったことは全くなく、教育にも殆ど 携っていなかったからである。しかし、先生は国立大学法人化最初の 岐阜大学学長として、自ら先頭に立って立案、決断、そしてそれを 断固として実行に移していった。大学祭では学長屋台・黒木屋の出店、 キャンパス内禁煙、職員の定員制廃止、全職員に評価制度(ポイント制) を導入しこの評価に基づいて給与の10%カットの実施、研修医給与 アップの実施、自分を学長に推薦した人でも大学運営上相応しくない人材は 断固理事にしないなど、常人では出来ない大改革を次々と断行した。 その結果、現在、岐阜大学は大学改革は進み、 COEを2件獲得するなど、大学の評価はかなり高い。

講演終了後は、富永睦子さんのAfter Dinner Concertピアノ演奏で、楽しい一時を過ごした。

ピアノ演奏中の
富永さん
 富永睦子さんは、宮城県出身、桐朋学園大学音楽部を経て東海大学大学院藝術研究科、ザルツブルグ国際アカデミー終了。 なお富永さんは東北大学第一外科故武藤完雄教授のお孫さんに当たる。